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『ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか』はAudibleで聴ける?配信状況・要約・口コミを徹底解説

ピーター・ティール著『ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか』は、Audibleで配信されていますが聴き放題の対象外です。単品購入(非会員3,000円/会員約2,100円)で聴くことができます。本記事では、本書の内容・見どころ・口コミ・Audibleでの聴き方まで詳しく解説します。

目次

結論:Audible聴き放題の対象外(単品購入で配信中)

2026年2月時点で、『ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか』のAudible版は聴き放題プランの対象外です。Audible会員であれば30%OFFの約2,100円で単品購入が可能です。非会員の場合は3,000円となります。Audible版の再生時間は約7時間50分で、通勤や移動中にまとまった時間で聴き通せるボリュームです。

なお、Audibleの無料体験に登録すると30日間は聴き放題対象タイトルを自由に楽しめます。本書自体は聴き放題対象外ですが、他のビジネス書を試し聴きしながら、本書を会員価格で購入するという使い方がおすすめです。

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作品情報

タイトル ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか
原題 ZERO to ONE: Notes on Startups, or How to Build the Future
著者 ピーター・ティール(Peter Thiel)、ブレイク・マスターズ(Blake Masters)
翻訳 関 美和
日本語版序文 瀧本哲史
出版社 NHK出版
発売日 2014年9月25日(電子書籍)/2014年9月27日(単行本)
ページ数 256ページ(紙書籍)/305ページ(Kindle換算)
Audible再生時間 約7時間50分
Audible聴き放題 対象外(単品購入のみ)
Audible価格 3,000円(非会員)/約2,100円(会員30%OFF)
紙書籍価格 1,760円(税込)
Kindle価格 1,408円
受賞歴 ビジネス書大賞2015 大賞
ISBN 978-4-14-081658-5

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『ゼロ・トゥ・ワン』とはどんな本か?内容と概要

『ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか』は、PayPal共同創業者であり、Facebook初の外部投資家としても知られるピーター・ティールが、スタンフォード大学で行った起業講義をもとに書き上げた一冊です。共著者のブレイク・マスターズはその講義を受講した学生で、彼が取ったノートがインターネット上で話題となったことが本書の出発点となりました。

タイトルにある「ゼロ・トゥ・ワン(0→1)」とは、まだ世の中に存在しないものを新たに生み出す「垂直的進歩」を意味します。これに対し、既に存在するものをコピーして広げていく「水平的進歩(1→n)」とは本質的に異なるとティールは主張します。たとえば、ある国で成功したビジネスモデルを別の国に展開するのは1→nの水平的進歩であり、誰もまだ見つけていないテクノロジーや仕組みを創り出すのが0→1の垂直的進歩です。

本書は全14章で構成され、序文と終章を含む256ページの中に、起業・イノベーション・競争戦略に関する根本的な問い直しが凝縮されています。「賛成する人がほとんどいない、大切な真実はなんだろう?」という冒頭の問いかけから始まり、なぜ独占が社会にとって望ましいのか、なぜ競争は敗者のゲームなのか、スタートアップはどのように未来を創るべきなのかを、ティール独自の逆張り思考で解き明かしていきます。

見どころ・5つの魅力ポイント

1. 「競争は敗者のもの」という逆説的メッセージ

多くのビジネス書が「競争に勝て」と説く中で、ティールは真逆のことを主張します。競争は利益を消し去り、差別化を困難にし、結果として誰も勝てない消耗戦を生むのだと。Googleが圧倒的な検索シェアを持つように、本当に成功する企業は競争を避けて独占を築く。この「独占こそが善」という主張は、ビジネスの常識を根底から揺さぶる刺激的な視点です。

2. 「隠れた真実」を見つけるフレームワーク

ティールが繰り返し問いかけるのが「賛成する人がほとんどいない、大切な真実はなんだろう?」という質問です。世の中にはまだ発見されていない「隠れた真実」が存在し、それを見つけた者だけが0→1の価値を創造できる。この問いは、読み終えた後も頭の中に残り続け、日常の仕事や思考の中で何度も自分に投げかけることになるでしょう。

3. ドットコムバブルの教訓を「逆に読む」思考法

2000年のドットコムバブル崩壊後、シリコンバレーでは「大きなビジョンより小さな改善を」「リーン・スタートアップで段階的に」という教訓が広まりました。しかしティールは、これらの教訓はむしろ間違いだと指摘します。大胆なビジョンを持ち、計画的に独占を目指す企業こそが未来を創る。本書では、歴史的な失敗から安易に引き出された「常識」を、ひとつひとつ論理的に覆していく過程がスリリングに展開されます。

4. べき乗則とベンチャー投資の本質

ティールは「べき乗則」(パワーロー)の概念を用いて、ベンチャーキャピタルの世界を解説します。投資先のうちたった1社が他のすべての投資先の合計を上回るリターンを生む。これはビジネスだけでなく、キャリア選択や人生の意思決定にも通じる原則です。「すべてに少しずつ賭ける」分散戦略ではなく、「最も重要なひとつに集中する」という教訓は、日々の仕事の優先順位づけにも直結します。

5. 著者ピーター・ティール自身のリアルな経験

本書の説得力を支えているのは、ティールがPayPalの創業から上場・売却、そしてFacebookへの初期投資、Palantir Technologiesの設立といった、シリコンバレーの歴史を体現する経験を持っている点です。いわゆる「ペイパル・マフィア」と呼ばれる起業家集団の中心人物として、イーロン・マスク、リード・ホフマンらと共にスタートアップの最前線を歩んできた人物の言葉には、理論だけでは得られない重みがあります。

口コミ・評判まとめ

好評な口コミ

Amazonでは星4.3(3,202件以上のレビュー)、読書メーターでは967件の感想が寄せられており、ビジネス書としては非常に高い評価を獲得しています。SNS上でも「名著」「起業家のバイブル」「何度読んでも新しい発見がある」といった声が多く見られます。

具体的には、「1年くらい積読していたが、読むのが遅すぎた。2025年の1冊目にぴったりの本」「企業のバイブルと言われるが、政治関係者も一般の人も読むといい」「競争というものについて深く学べた。ラストムーバーになるための技術的特権、規模の経済、ネットワーク効果など具体的で面白い」といった感想がSNS上で共有されています。

読者が特に評価しているポイントは、「独占 vs 競争」の考え方が目からウロコだったという点、起業を志していなくても思考のフレームワークとして役立つという点、そして翻訳の読みやすさです。翻訳者の関美和氏の訳文が非常にこなれており、原書の論理展開をスムーズに日本語で追える点も好評です。

厳しめの口コミ

一方で、否定的な意見も存在します。「抽象的な話が多く、具体的なアクションプランが少ない」「アメリカのスタートアップ文化を前提にしているため、日本のビジネス環境にそのまま適用しづらい」「著者の政治的立場が気になる」といった指摘があります。また、「2014年の本なので事例がやや古い」という声も一部で見られます。

とはいえ、本書のメッセージは特定の時代や市場に限定されるものではなく、「新しい価値を生み出すとはどういうことか」という普遍的な問いを扱っているため、発売から10年以上が経った現在でも色褪せないという評価が大勢を占めています。

こんな人におすすめ

本書は、起業家やスタートアップ関係者だけでなく、幅広いビジネスパーソンに読む価値があります。

まず、新規事業の立ち上げや新しいプロジェクトに携わっている方。「既存の改善」ではなく「まったく新しい価値の創造」を求められる場面で、本書のフレームワークは強力な武器になります。次に、日々の仕事がルーティン化していると感じ、思考にブレイクスルーを求めている方。ティールの逆張り思考は、凝り固まった発想を解きほぐしてくれます。

また、投資やキャリア選択において「何に集中すべきか」を考えている方にとっても、べき乗則に基づくティールの戦略論は実践的な示唆を与えてくれます。さらに、シリコンバレーのスタートアップ文化やテクノロジー業界の思想的背景を理解したい方にとって、本書はまさに第一級の入門書です。

逆に、すぐに使える具体的なテクニックやハウツーを求めている方には、やや抽象度が高いと感じるかもしれません。本書は「どうやるか」よりも「何をやるべきか」「なぜやるべきか」を考えるための一冊です。

Audibleで聴くメリット

『ゼロ・トゥ・ワン』のAudible版は約7時間50分。通勤や移動時間を活用すれば、2〜3日で聴き終えることができるボリュームです。紙の本では256ページありますが、音声であれば手が塞がっている時間も有効活用できます。

特にビジネス書は、文字で読むと途中で離脱しがちな方でも、音声なら最後まで聴き通せるという声が多くあります。本書のように論理的な主張が一貫して展開される構成の書籍は、音声で聴くことで著者の主張の流れをより自然に追うことができます。

Audibleは月額1,500円(税込)で12万冊以上の対象作品が聴き放題になるサービスです。本書自体は聴き放題対象外のため別途購入が必要ですが、Audible会員になると30%OFFの会員価格(約2,100円)で購入できます。初回30日間の無料体験中に会員価格で本書を購入し、他の聴き放題対象のビジネス書も合わせて楽しむという使い方が最もコストパフォーマンスの高い方法です。

なお、お金にまつわる思考法に興味がある方は『サイコロジー・オブ・マネー』のAudible解説記事もおすすめです。また、働き方や人生戦略について考えたい方には『不条理な会社人生から自由になる方法 働き方2.0vs4.0』のAudible版解説記事もあわせてご覧ください。

関連作品・あわせて聴きたいビジネス書

『ゼロ・トゥ・ワン』を読んで刺激を受けた方には、以下の作品もおすすめです。

思考のフレームワークを広げたい方には、歴史的な視点から思い込みを解放してくれる一冊として『世界史を俯瞰して、思い込みから自分を解放する 歴史思考』のAudible解説記事が参考になります。ティールが説く「隠れた真実を見つける」という思考法と通じる部分があり、読み比べることでより深い洞察が得られるでしょう。

また、自分のキャリアや人間関係について見つめ直したい方には『君は誰と生きるか』のAudible解説記事もおすすめです。ティールが語る「誰と組むか」という視点は、起業に限らず人生のあらゆる場面で重要なテーマです。

さらに、日々の働き方を見直して生産性を高めたいと考えている方には、『世界の一流は「休日」に何をしているのか』のAudible解説記事もあわせてチェックしてみてください。一流の思考習慣を知ることで、ティールの主張をより立体的に理解できるはずです。

よくある質問(FAQ)

Q. 『ゼロ・トゥ・ワン』はAudible聴き放題の対象ですか?

いいえ、2026年2月時点では聴き放題対象外です。Audible会員は30%OFFの約2,100円、非会員は3,000円で単品購入できます。

Q. Audible版の再生時間はどれくらいですか?

約7時間50分です。通勤時間が片道30分の方であれば、約8日で聴き終えられる計算になります。倍速再生を使えばさらに短縮できます。

Q. 『ゼロ・トゥ・ワン』は何巻まで出ていますか?続編はありますか?

本書は1巻完結の単行本です。続編やシリーズ作品はありません。全14章と序文・終章で構成された一冊の中に、ティールの思想が凝縮されています。

Q. 起業するつもりがなくても読む価値はありますか?

あります。本書の核心は「新しい価値をどう生み出すか」という思考法にあり、新規プロジェクトの企画、キャリア選択、投資判断など、あらゆるビジネスシーンに応用できます。多くの読者が「起業家でなくても必読」と評価しています。

Q. 原書(英語版)と翻訳版に大きな違いはありますか?

翻訳は関美和氏による非常に読みやすい日本語訳で、原書の論理展開を忠実に再現しています。日本語版には瀧本哲史氏による序文が追加されており、日本のビジネス環境から見た本書の意義が解説されています。この序文は日本語版ならではの付加価値です。

Q. 2014年の本ですが、今読んでも古くないですか?

本書が扱うのは「独占と競争」「垂直的進歩」「べき乗則」といった普遍的な原則です。具体的な事例の一部は2014年時点のものですが、フレームワーク自体はAI時代の今こそ一層重要性を増しています。発売以来ロングセラーを続けている理由がそこにあります。

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まとめ

『ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか』は、PayPal共同創業者ピーター・ティールによる、起業とイノベーションの本質を問い直す名著です。「競争を避けて独占を築け」「隠れた真実を探せ」「べき乗則に従って集中せよ」という主張は、ビジネス書大賞2015大賞受賞という評価にふさわしい普遍的な洞察に満ちています。

Audible版は聴き放題対象外ですが、約7時間50分の音声で本書の全内容を聴くことができます。Audible会員であれば30%OFFで購入でき、初回30日間の無料体験と組み合わせれば他の聴き放題ビジネス書も同時に楽しめます。まだ本書を読んでいない方も、過去に紙で読んだ方も、音声で改めてティールの思想に触れてみてはいかがでしょうか。

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