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『知識創造企業(新装版)』はAudibleで聴ける?配信状況・SECIモデルの要点・口コミまとめ【2026年最新】

結論から言うと、『知識創造企業(新装版)』はAmazon Audibleで配信されています。ただし聴き放題対象外のため、Audible会員価格2,450円(非会員価格3,500円の30%OFF)での単品購入が必要です。野中郁次郎・竹内弘高による世界的名著を、12時間52分のオーディオブックで「耳から学ぶ」選択肢を詳しく解説します。

目次

『知識創造企業(新装版)』のAudible配信状況

配信状況 Audibleで配信中(ONLY FROM audible=Audible独占販売)
聴き放題対象 対象外
非会員価格 3,500円(税込)
会員価格 2,450円(税込・30%OFF)
再生時間 12時間52分
ナレーター 林 祐人
付属資料 PDFあり(デスクトップのライブラリーまたはアプリの「目次」から確認可能)
配信日 2022年12月9日

本書は聴き放題では聴けませんが、Audible会員に登録(月額1,500円・初回30日間無料)すれば、非会員価格から30%OFFの2,450円で購入できます。会員登録自体が初回30日間無料なので、無料体験期間中に会員価格で本書を購入し、あわせて聴き放題対象の他タイトルも楽しむのが最もお得な使い方です。

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作品基本情報

書名 知識創造企業(新装版)
原題 The Knowledge-Creating Company: How Japanese Companies Create the Dynamics of Innovation(1995年, Oxford University Press)
著者 野中郁次郎(一橋大学名誉教授)、竹内弘高(ハーバード大学経営大学院教授・一橋大学名誉教授)
翻訳 梅本勝博
出版社 東洋経済新報社
新装版発売日 2020年12月4日
旧版発売日 1996年3月(日本語初版)
ジャンル 経営学(ナレッジマネジメント・イノベーション・組織論)
ページ数 約484ページ(紙版)
ISBN 978-4-492-52232-5
Amazon評価 ★4.4(172件 ※調査時点)

なお、著者の野中郁次郎氏は2025年1月25日に89歳で逝去されました。本書は野中氏の代表的著作であり、世界10カ国語以上に翻訳された経営学の金字塔です。氏の遺した知の遺産として、その価値はますます高まっています。

『知識創造企業(新装版)』の概要 ― 何が書かれているのか

『知識創造企業』は、1995年に英語で出版された原著 “The Knowledge-Creating Company” の日本語訳です。日本企業がなぜ次々とイノベーションを生み出せるのか、そのメカニズムを「知識創造」という視点から体系的に解明した一冊であり、経営学の世界に「知識」というコンセプトを本格的に持ち込んだ画期的な著作として知られています。

本書の中核をなすのが「SECIモデル」です。これは、組織における知識創造のプロセスを「共同化(Socialization)」「表出化(Externalization)」「連結化(Combination)」「内面化(Internalization)」の4つのフェーズで説明するフレームワークです。個人が持つ言語化しにくい経験や勘である「暗黙知」が、対話や実践を通じて「形式知」へと変換され、組織全体のイノベーションにつながっていく ― この動態的なプロセスこそが、日本企業の競争力の源泉だと著者たちは主張します。

具体的には、ホンダのシティ開発チーム、松下電器のホームベーカリー開発、花王の化粧品事業、シャープの液晶技術開発など、1980年代から90年代にかけての日本企業の事例が豊富に取り上げられています。事例そのものは時代を感じさせますが、そこから導き出される理論の普遍性は今なお色褪せません。個人の暗黙知がチームで共有され、言語化・体系化されて組織の資産となり、さらに個人に内面化されて新たな暗黙知を生む ― この螺旋的な知識創造のダイナミクスは、AI時代のナレッジマネジメントにおいても重要な示唆を与えてくれます。

2020年に刊行された新装版は、内容は旧版(1996年版)と同一ですが、現代の読者が手に取りやすいよう装幀を一新しています。紙版で約484ページという大著ですが、Audible版では12時間52分のオーディオブックとして「耳から」アクセスできる点が大きな利点です。

『知識創造企業(新装版)』5つの魅力ポイント

1. 日本発で世界を変えた経営理論に触れられる

経営学の歴史において、日本人研究者が欧米のビジネス界に根本的な影響を与えた事例は稀有です。本書は世界10カ国語以上に翻訳され、ナレッジマネジメントという一大ブームを巻き起こしました。世界中のMBAプログラムで必読書とされる本書を読むことは、日本のビジネスパーソンとして知的な基盤を築く行為そのものといえます。

2. SECIモデルの原典を体系的に理解できる

SECIモデルの名前は知っていても、その理論的背景まで深く理解している人は少数派です。共同化・表出化・連結化・内面化の4フェーズがなぜその順序で展開するのか、ポランニーの暗黙知概念がどう発展させられたのか。断片的な解説記事ではなく、原典に立ち返ることで初めて得られる理解の深さがあります。

3.「暗黙知」と「形式知」の対比が実務に直結する

ベテラン社員の「勘」や「経験」をどう組織で共有するか。この課題はDX推進やナレッジベース構築が叫ばれる現代においてもまったく古びていません。本書は理論にとどまらず、暗黙知を形式知に変換するための具体的なアプローチ ― 比喩やアナロジーの活用、プロトタイプづくり、冗長な情報共有 ― を豊富な事例とともに解説しています。

4. 組織論としての「ミドル・アップダウン・マネジメント」

本書はSECIモデルだけの本ではありません。トップダウンでもボトムアップでもない「ミドル・アップダウン」というマネジメントスタイルを提唱し、ミドルマネージャーこそがイノベーションの触媒であると論じています。組織の中間層を「ナレッジエンジニア」と位置づけるこの視点は、プレイングマネージャーが増えた現代の組織においてこそ実践的な意義を持ちます。

5. AI時代だからこそ際立つ「身体知」の重要性

生成AIがテキスト情報(形式知)の処理に長けている一方で、現場の肌感覚や経験に裏打ちされた暗黙知はAIには容易に代替できません。本書は、暗黙知こそがイノベーションの出発点であると説きます。AIエージェントの活用が進む今、人間ならではの知識創造プロセスの価値を再認識するうえで、本書の洞察は不可欠です。IT・エンジニア界隈でも引用される機会が増えており、開発生産性とナレッジマネジメントの文脈で再注目されています。

口コミ・評判 ― 読者はどう評価しているか

ポジティブな口コミ

Amazonでは★4.4(172件)という高評価を獲得しています。SNS上でも「帯にもある通り、日本企業の真価を見直す上でMUSTな一冊。知識そのものよりも『知識創造』のメカニズムに重きを置き、主客一体の思考が印象的」「『書く』ということは暗黙知を形式知に変換する行為だと理解できた」「高校時代に読んだことが、その後の人生に大きな影響を与えた」といった声が多く見られます。読書メーターやブクログでも「組織の競争力の源泉を暗黙知とその共有・変換プロセスに見出す名著」「経営学の古典として今なお色褪せない」という評価が定着しています。

特に印象的なのは、本書の理論がスタートアップやソフトウェアエンジニアリングの文脈でも引用されている点です。「属人的な暗黙知を作るところから始まるのがスタートアップの差別化」「サイロ化した組織の各セクションがラグビーのように他の領域まで介入しながら関わっていく”重複分業”モデル」など、現代のビジネスシーンに引きつけた読み方が広がっています。

ネガティブ・注意点として挙がる声

一方で、「事例が1980〜90年代の日本企業中心なので時代を感じる」「学術書としての骨格がしっかりしている分、やや難解に感じた」という声も見られます。484ページという分量も読み切るにはそれなりの覚悟が必要です。ただし、多くのレビュアーが「事例が古くても理論そのものは普遍的」という点で一致しており、時代背景を差し引いても読む価値は十分にあるという評価が大勢を占めています。

各サイトの評価一覧

サイト 評価
Amazon ★4.4(172件)
読書メーター 多数の感想投稿あり
ブクログ 多数のレビューあり

こんな人におすすめ

本書は、経営学やナレッジマネジメントの基礎を体系的に学びたいビジネスパーソンに最適です。MBA受験を控えた方や経営学の学習者にとっては、世界標準の必読書として押さえておくべき一冊です。チームや組織で暗黙知の共有・活用に課題を感じているミドルマネージャーや経営者にとっても、具体的な示唆に富んでいます。

また、DXやAI導入を推進する立場にある方にもおすすめです。形式知の処理はAIに任せられる時代だからこそ、暗黙知をどう創造・共有するかという本書のテーマは新たな切実さを帯びています。スタートアップの創業メンバーやプロダクトマネージャーにとっても、イノベーションのメカニズムを理論的に理解するための原典として役立つでしょう。

一方で、すぐに使える実務ツールやフレームワークの「ハウツー」だけを求める方には、やや学術的すぎると感じるかもしれません。理論の深さと事例の豊富さをじっくり味わいたい方にこそ向いている本です。

Audibleで『知識創造企業(新装版)』を聴くメリット

紙版で484ページにおよぶ大著を通読するには、まとまった時間と集中力が必要です。Audible版なら通勤電車やウォーキング中、家事の合間など「ながら時間」を活用して12時間52分の音声で全編を聴き通せます。経営学の理論書は繰り返し触れることで理解が深まりますが、オーディオブックなら再生速度を調整しながら何度でも聴き直せる点が大きなメリットです。

本書はAudible独占販売(ONLY FROM audible)のため、他のオーディオブックサービスでは入手できません。さらに付属PDF資料が用意されており、図表やモデル図を目で確認しながら音声で解説を聴くという学習スタイルが可能です。484ページの学術書を目で追い続ける負担と比べると、「耳で聴きながらPDFで図を確認する」というマルチモーダルな読書体験は、理解の質を落とさずに読了のハードルを大きく下げてくれます。

Audibleは月額1,500円(税込)で聴き放題対象タイトルが聴き放題になるサービスです。本書自体は聴き放題対象外ですが、会員になれば30%OFFの会員価格2,450円で購入できます。初回30日間の無料体験中でも会員価格が適用されるため、まず無料体験に登録してから本書を購入するのがおすすめです。無料体験期間中は聴き放題対象の他のビジネス書も自由に聴けます。たとえば、ビジネス古典として人気の『ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か』などもAudibleで配信されていますので、あわせてチェックしてみてください。

関連作品・あわせて読みたい本

『知識創造企業』を読んだ方が次に手に取ることの多い関連作品をご紹介します。

『ワイズカンパニー ― 知識創造から知識実践への新しいモデル』

野中郁次郎・竹内弘高による『知識創造企業』の25年ぶりの続編です。SECIモデルをさらに発展させ、「知恵(Wisdom)」を軸にした経営モデルを提唱しています。前作を読んだうえで本書に進むと、理論の進化と深化を体感できます。Amazonで「ワイズカンパニー」を探す

『失敗の本質 ― 日本軍の組織論的研究』

野中郁次郎氏が共著者の一人として参画した名著です。太平洋戦争における日本軍の失敗を組織論の観点から分析しており、『知識創造企業』とは対照的に「知識が活かされなかった組織」を考察できます。Amazonで「失敗の本質」を探す

経営学・ビジネス戦略の名著をさらに深めたい方へ

企業価値評価の基礎を学びたい方には「バリュエーションの教科書」Audible版がおすすめです。また、問題解決の技法をさらに磨きたい方には『コンサルを超える 問題解決と価値創造の全技法』も参考になります。ビジネス古典の「聴く読書」に興味がある方は、『ユダヤの商法(新装版)』Audible版の紹介記事もあわせてどうぞ。副業やキャリア形成にも関心がある方は、『お金も知識も自信もない私に稼げる副業を教えてください』のAudible版レビューも参考になるかもしれません。

よくある質問(FAQ)

『知識創造企業(新装版)』はAudibleの聴き放題で聴けますか?

いいえ、聴き放題対象外です。Audible会員に登録すると30%OFFの2,450円で購入できます。非会員の場合は3,500円です。会員登録は初回30日間無料なので、無料体験中に会員価格で購入するのがおすすめです。

Audible版の再生時間はどのくらいですか?

12時間52分です。1.5倍速で再生すると約8時間半、2倍速なら約6時間半で聴き終えることができます。通勤時間を活用すれば、数日から1週間ほどで全編を聴き通せるボリュームです。

新装版と旧版(1996年版)の違いは何ですか?

本文の内容は旧版と同一です。新装版では装幀が一新され、現代の読者が手に取りやすいデザインになっています。テキスト面での加筆・修正はありません。したがって、旧版を既に読んだ方が新装版を買い直す必要は基本的にありません。

SECIモデルとは何ですか?

SECIモデルとは、組織における知識創造のプロセスを4段階で説明するフレームワークです。共同化(Socialization:暗黙知を暗黙知のまま共有する)、表出化(Externalization:暗黙知を形式知に変換する)、連結化(Combination:形式知同士を組み合わせる)、内面化(Internalization:形式知を暗黙知として体得する)の頭文字をとってSECIと呼びます。本書がこのモデルの原典です。

Audible版に図や表は含まれていますか?

音声だけでは図表を表現できませんが、付属のPDF資料が用意されています。デスクトップのライブラリーまたはアプリの「目次」から確認できるため、SECIモデルの概念図などを目で確認しながら音声で解説を聴くことが可能です。

事例が古いと聞きますが、今読む価値はありますか?

事例は1980年代から90年代の日本企業が中心ですが、そこから導かれる理論は普遍的です。口コミでも「事例が古くても理論そのものは色褪せない」という評価が大多数を占めています。むしろAIやDXが進む現代だからこそ、暗黙知の重要性を説く本書の洞察は新たな切実さを帯びています。

続編はありますか?

はい。2020年に刊行された『ワイズカンパニー ― 知識創造から知識実践への新しいモデル』が25年ぶりの続編にあたります。SECIモデルを「知恵の経営」へと発展させた内容で、本書を読んだ後に進むことで理解がより深まります。

まとめ

『知識創造企業(新装版)』は、暗黙知から形式知への変換プロセスを体系化した世界的名著であり、経営学・ナレッジマネジメント・イノベーション論を学ぶすべてのビジネスパーソンにとって必読の一冊です。Audibleでは独占配信(ONLY FROM audible)されており、12時間52分のオーディオブックとして「耳から」この経営学の古典にアクセスできます。

聴き放題対象外ではありますが、Audible会員に登録すれば30%OFFの2,450円で購入可能です。初回30日間の無料体験を活用すれば、会員価格での購入と聴き放題タイトルの両方を試せます。484ページの大著を「ながら時間」で聴き通せるAudibleのメリットを、ぜひ体感してみてください。

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※ 本記事の情報は2026年2月22日時点のものです。配信状況や価格は変更される場合があります。最新の情報はAudible公式サイトでご確認ください。

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